皆さんこんにちは、宮城県仙台市で空調工事やガス工事を行なっている株式会社菜花空調です。
暑い夏も終わり、宮城県では早くも寒さが訪れる時期になりますが、いかがお過ごしでしょうか。
気温が寒くなるとお風呂がとてもありがたく感じますが、それもよく考えてみると、給湯器が正常に稼働しているからこそ。
本格的な冬が到来してから「給湯器が壊れた!」とならないように、今のうちに点検しておくことをすることをオススメします。
「点検」といっても大掛かりなものではありません。
まずはご自身でできる「5つのセルフチェック」で、給湯器の状態を把握しておきましょう!
1.給湯器から異音がする
給湯器の中では水が流れ、燃料が点火して炊かれ、沸かし、モーターが回っています。
つまり、給湯器は基本的に「音」が出る機械です。
たいていの音は不具合ではありませんが、以下のような音があったら、業者を呼びましょう。
・低く唸(うな)るような音や、ピーという音
空気とガスのバランスが崩れている、またはファンモーターに不具合が起きている音です。
・小さく爆発するような音
同時にガス臭いニオイがあれば、不完全燃焼を起こしている可能性が高いです。
・部品同士がぶつかっている音
給湯器も消耗品です。
7年ほど経過すると部品が劣化するものが多くなり、このような音が出ることがあります。
2.お風呂のお湯がぬるい
「給湯器は動いているのに、お湯がぬるい」という場合は、以下のことが考えられます。
・混合栓の故障
給湯器で沸かしたお湯を水と混ぜて、温度を調節する「混合栓」が、劣化で故障している可能性があります。
近年の混合栓は複雑な構造のため、修理ができない可能性が高いです。
・給湯器本体の故障
給湯器の故障や寿命で、お湯がぬるい可能性があります。
リモコンにエラー番号が表示されていたら、取扱説明書で確認してみましょう。
またガス栓に異常がないかどうかも、必ず確認しておきましょう。
3.排気口が黒くすすけている
これは、不完全燃焼の症状です。
燃焼のたびに黒煙が出て近隣にご迷惑を掛けている可能性もありますので、早急に業者を呼びましょう。
4.給湯温度が安定しない
この症状は年数の経った給湯器に多く見られ、故障ではない可能性が高いです。
考えられるのは、給湯器内に残っていた水が出ることが原因です。
適温になるまでしばらくお湯を出し続ければ、温度が安定してきます。
なお、技術が進んだ近年の給湯器ではあまり見られなくなった現象です。
通常は「適温」→「ぬるい」→「適温」という規則性がありますが、お湯を出し続けていて急に温度が低くなったり、不安定な状態が続いたりするようであれば、センサーの寿命などによる故障も考えられます。
5.お風呂の追い炊きができない
お湯が問題なく張れるようであれば、問題ありません。
原因は空炊き防止機能、凍結防止機能の働きによるもので、追い炊きポンプ内の呼び水不足です。
この場合は、呼び水をしてあげれば復活します。
もし追い炊きが途中で止まってしまう場合は、釜内部の循環が悪くなっていることが原因かもしれません。
ポンプ内に湯垢が堆積してしまったり、ヘアピンなどの異物があったりすると、追い炊きが途中で止まる可能性があります。
その場合はフィルターの掃除を試みてください。
それでも追い炊きができない場合は、故障の可能性があります。
いかがでしたでしょうか。
セルフチェックで解決できなかったり、故障が疑われたりする場合は、可能な限り早急に、業者に点検を依頼しましょう。
賃貸住宅の場合は大家さんに連絡をして、業者を呼んでもらってください。
ご注意していただきたいのは、調子の悪い給湯器を使い続けないこと。
特に、一酸化炭素にはニオイがなく、吸い込めば短時間で命を危険に晒します。
場合によっては修理や交換が必要になるかと思いますが、命には代えられません。
本格的な冬が訪れる前に、給湯器を万全の状態にしておきましょう!