何年使ったら交換時期?~給湯器の寿命を延ばす4つの方法~

今回は、寒くなるにつれて大活躍する「給湯器」の、交換時期、耐用年数についてご紹介したいと思います。 

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環境や使い方で大きく差が出る給湯器の耐用年数 

普段、当たり前のように使っている給湯器ですが、この設備にも家電と同様に寿命があります。 

一般的には8年~13年程度と言われていますが、これはあくまでも目安に過ぎません。 

使い方や頻度、環境によって、もっと短くなることもあれば、15年以上問題なく使えることもあります。 

つまり、給湯器の寿命は「8年以下~15年以上」ということですが、あまりにも幅があります。 

ここまで幅があるのは、やはり環境や使い方で差が出るためです。 

 

費用のこともありますので、できることなら給湯器は長く使いたいものですよね。 

そこで、給湯器の寿命を伸ばす方法を、4つご紹介します。 

 

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給湯器の寿命を延ばす4つの方法

入浴剤を入れたら追い焚きしない 

「追い焚き」とは、沸かしたお湯を再び給湯器に循環させて温める機能のことです。(給湯管に入浴剤の成分が付着し、詰まる) 

入浴剤のなかには硫黄、酸、塩分を含むものがありますが、これらが追い炊きによって給湯器の配管を通ります。 

すると配管が硫黄や酸に反応して、劣化を促進してしまいます。 

また濁るタイプの入浴剤の場合は配管に成分が沈殿し、熱交換器内で局部沸騰を起こして寿命を短くしてしまいます。 

 

こうしたダメージを与えないためにも、できれば入浴剤は使わない方が良いでしょう。 

入浴剤の説明書きに「浴槽を傷めない」といった表示があるものでも、追い焚き機能は使わないことをおすすめします。 

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フィルターを定期的に掃除する 

給湯器へつながる浴槽の穴の部分に、フィルターがあります。 

このフィルターは髪の毛などのゴミが入らないように、目が細かくなっています。 

 

そのため詰まりやすいのですが、詰まったままだと追い焚きの際に循環不良を起こして、追い焚きができなくなります。 

また「うまく追い焚きできない」ということで何度も追い焚きを繰り返すと、給湯器に無駄な負荷がかかり、給湯器の寿命を縮めてしまいます。 

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排気口付近のスペースを十分に取る 

ガス給湯器の排気口周辺は、排気ガスが滞留しないように60cm以上のスペースを開ける必要があります。 

十分なスペースがないと排気ガスを吸気してしまい、不完全燃焼を引き起こします。 

また、排気ガスに含まれる硫黄成分が機器内部で腐食性の酸となり、部品や配線を傷める原因となります。 

 

もし、植栽の成長やお隣さんが物置を置いたなどでスペースが確保できなくなっていたら、排気カバーの設置をオススメします。 

排気カバーは排気の方向を変えて吸排気をスムーズにしますので、給湯器が正常に運転できるようにしてくれます。 

 

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8年を過ぎたら定期点検を行なう 

給湯器に使われている基盤や部品は消耗品です。 

普通の使い方をしていても、ガス給湯器を設置して5年以上たてば部品は摩耗してしまいます。 

そのため、使い始めて8年を超えた給湯器は、一度業者に点検してもらうことを強くオススメします。 

 

数多くの給湯器をメンテナンス・修理をしてきた経験からも、「8年以上使っている給湯器は、いつ寿命がきてもおかしくない」ということが言えます。 

 

さらに注意しておきたいのは、10年以上経つと、メーカーが交換部品が製造し終わっている恐れがあることです。 

「部品がないから修理ができない」という事態を避ける意味でも、やはり8年経ったときの業者点検が、結果的に給湯器の寿命を伸ばすことにつながるのです。 

 

 

いかがでしょうか。 

給湯器の寿命を延ばす方法、ぜひご家庭でも実践してみてください! 

 

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