「学校にエアコンなんて必要?」が通用しない時代に!

昨年、2018年の夏は連日40℃を超える猛暑日が続き、小学生が熱中症で亡くなるという痛ましい事故が報道されていました。その際、公立小中学校のエアコン普及率が自治体によって大きな差があることが明るみになり、世間の話題となりました。

この記事では、熱中症事故の背景や小学校のエアコン普及率の問題について取り上げるとともに、小学校へのエアコン設置などの公共工事について紹介します。

 

 

■熱中症事故の背景

子どもの熱中症事故を未然に防ぐためには、実情を正しく把握しておく必要があります。

熱中症事故の背景

・子どもは大人よりも暑さに弱い

実は子どもは大人よりも暑さに弱く、熱中症になってしまうリスクが高いのです。これは体温調節機能が未発達というのが原因です。特に発汗作用が大人に比べて未熟で、暑さを感じてから汗をかくまでに大人よりも時間がかかります。また、子どもは大人に比べて体内の水分量が多く、熱しやすく冷めやすい体質であることも原因の一つです。

 

・日本の平均気温は昔よりも上昇している

「昔はクーラーがなくても過ごせたよ」というご年配の方もいるかと思いますが、日本の平均気温は昔よりも上昇しています。50年前と比べて全国平均で約

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